ガルガル期って知っていますか?
医学的な用語ではありませんが子育て中の雌ライオンがガルガルと唸るように、お母さんが周囲の人たちに対して攻撃的になる状態を表しています
周囲の人達というのは夫、義両親、実の親など身近な人も含みます。
そのため、周りの人にガルガル期を理解してもらっていないと身近な関係に亀裂が入ってしまうことがあります
子供を守りたいという気持ちがある故なのに周囲とうまくいかなくなってしまうのは悲しいですよね
そうならないためにガルガル期の原因や対策についてまとめました
当てはまったらガルガル期かも
- 赤ちゃんに触られたくない
- 旦那さんにキツい言葉をかけてしまう
- 実母や義母など特定の人に嫌な態度をとってしまう
- 上の子が可愛く思えなくなる
- 赤ちゃんがとられてしまう不安がある
- 他人の衛生状態が異常に気になる(抱っこするのにウイルスが移るのでは?など)
- 普段気にならないような些細なことでイライラする
- 感情がコントロールできない
ガルガル期はいつからいつまで?
産後すぐから始まり、3ヶ月ごろまで続くと言われていますが、長い人では1年以上続く場合があります。
私も1年以上続いてるよ!
もちろん中には、ガルガル期がないお母さんもいます。
原因①ホルモンバランスの変化
原因の一つに『オキシトシン』というホルモンが影響していると言われています。
オキシトシンは愛情ホルモンとも言われていて、赤ちゃんと接することで脳から分泌されます。
愛おしい感情や幸せな感情になる良い面もありますが、攻撃性が高まる面もあります。
愛おしい=守らくては!という防衛本能が強くなりすぎて、周囲に必要以上の警戒心が生まれ攻撃性を強めてしまいます。
原因②『育児疲れ』
ガルガル期が一番出やすいのが産後1ヶ月です。
思い通りにいかないのが出産・育児ですが、真面目で完璧主義の人ほど思い描いていた出産・育児ができないことに苛立ちます。
また、授乳やおむつ交換で夜まとまって寝られず睡眠不足も疲れを増幅させます。
すると、ネガティブな思考になり、夫や家族の何気ない言動にイラッとしてしまうのです。
周囲との亀裂を生まないための対策
自分の気持ちをパパや周囲の人に伝えることが大事です。
何も言わなくても察してほしいのが本音ですが、どんなに親しくてもそれは難しいものですよね。
どんな時・どんな事にイライラするのか、自分の気持ちを話してみましょう。
「イライラが抑えきれないこと」「あとから振り返るとなんであんなにイライラしていたのか不思議に感じたりする」ので実は自分自身も戸惑っているということを合わせて伝えます。
ガルガルする相手と距離を置く
里帰り中、実母にガルガルしてしまうなら早めに自宅に帰る
義実家にガルガルしてしまうなら旦那さんにそのことを正直に伝えて理解してもらい、まだ身体が本調子じゃないからと会うのを断ってもらう
旦那さんにガルガルするなら外にでかけたり違う部屋で過ごしたりする
気分転換で発散する
イライラすることが多くなったら、体や心が疲れているサインだと受け入れましょう。
友達とお喋りしたり、好きなものを食べたりするなど、自分の機嫌は自分でとります
周囲の人ができること
- 実母や義母は育児に余計な口出しをしない(育児は3年前の情報ですら古いといわれます)
- 家事を手伝う
- 感謝を伝える
- よく話を聞いてあげる(言葉の通じない赤ちゃんと一日一緒にいるお母さんは人と話したくなるのです)
まとめ ガルガル期は母親として普通のこと!と受け入れよう
ガルガルしてしまう自分を許容します。
旦那さんを始めとした家族が、可愛がってくれてるのも協力しようとしてくれているのを頭ではわかっていても、イライラしてしまったり拒絶してしまう状態になるのがガルガル期です
そして、ガルガル期を振り返ると言いすぎてしまったと自己嫌悪に苛まれたりします
産後は心身ともに疲れ切っています。
判断能力もマミーブレインと言い、脳が萎縮して一時的に鈍っているものです。
家族や旦那さんを嫌いにならないためにも、まずは「ガルガルするのは期間限定。子供のことが大切と思っている証拠」と、自分の心の状況を受け入れてあげましょう。
周りに頼りながらいつか終わるガルガル期を、できる限り平和に過ごしたいですね
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